Henri Macquart

団結力の人
1914-2005

センター・ヴィニコール・ド・ラ・シャンパーニュの創始者、アンリ・マッカール。
若い頃から組合活動に熱心に取り組んでいたアンリ・マッカールは、シャンパーニュ産業において重要な役割を果たしたことで知られています。CIVC(シャンパーニュ委員会)の栽培農家代表委員であり、1946~1960年にはぶどう栽培・醸造業者組合のトップを務めました。1970年代末にセンター・ヴィニコールが大規模プロジェクトを始める以前から、農家とメゾンの仲介役を務めていたのです。
ブドウ販売の収益を安定させるためには農家の協力体制が重要だということに、アンリ・マッカールは誰よりも早く気が付いていました。過剰な収穫高を記録した1970年、貯蔵所が足りないという深刻な問題が起こるとますますその思いを強くします。現場を何よりも大事にするカリスマ、アンリ・マッカールは、数少ない協力的な農家を集め、貯蔵設備の新築を提案したのです。

十分な資金が集まると、次に取り掛かったのはさらに多くの協力農家を集めることでした。およそ2年かけてプロジェクトの実現に向けた話し合いを続け、それぞれの農家が独立性を保ちながらも一つの組織に所属するという協同組合の構想を広めていきました。

1972年、コート・デ・ブランにセンター・ヴィニコール・ド・ラ・シャンパーニュを設立。1981年までトップとして運営にかかわり、それ以降も1997年まで名誉総裁として取締役に名を連ねました。

センター・ヴィニコール・ド・ラ・シャンパーニュは設立後も大きな成長を遂げてきました。その背景には、設立当初からの目的、つまり組合を支える加盟農家の利益を守り、シャンパーニュ地方全体にこの協力体制を広げるという目的があったのです。