Collection Vintage 2012 Brut
コレクション ヴィンテージ ブリュット 2012
ピノ・ノワール、シャルドネ、ムニエ 1/3ずつ
熟成(瓶内) : 9年
深いゴールド色で繊細な泡が生き生きと立ち上ります。トーストのやや香ばしいアロマ、ブリオッシュやアカシアの蜜の香りがフルーツキャンディやマルメロジャムを連想される熟したノートによって広がりを見せます。味わいはピノ・ノワールによって強調された複雑で力強いテクスチャーが前面に出ます。そのエレガントな骨格は、スパイシーなアクセントのクミン、ナツメグ、ヘーゼルナッツがつなぎあい、豊かさとボリューム感を強めます。モモやイエローフルーツの味わい加わり、バランスの優れた心地よい余韻であふれています。
マッシュルームのリゾット、ホロホロ鳥のロースト、子羊のダジン鍋、クミンとゴーダチーズ、マンステールブラン
2012ヴィンテージ
2012のヴィンテージはシャンパーニュにおいて最も偉大な成功をしたヴィンテージのひとつです。神話のヴィンテージである1989年や1990年に匹敵するような最高のヴィンテージです。当時の気候の状況からは偉大なヴィンテージとは想定できませんでしたが、時が経つにつれてポテンシャル高いヴィンテージとなりました。冬は氷河期の再来として歴史に刻まれる気候でした。その主な理由は、2月の最初の2週間に激しい霜が長期にわたって降り、気温が10年平均を大幅に下回ったことです。春は特に混沌としていて、4月から5月中旬にかけてさらに霜が降り、ブドウ畑の一部に雹が降りました。幸いなことに7月末から収穫開始まで高温多湿の気候が続き、ブドウは理想的な形で成熟しました。収穫量は少なかったものの、ブドウは健全な状態でした。9月の10～26日に収穫されたピノ・ノワールのワインは、白い果実（洋梨）、赤い果実（チェリー、ストロベリー）、バラの香りがする、骨格のはっきりとした、肉付きの良いワインです。この年は、完璧なバランスを保つために選ばれたもので、この滑らかで丸みを帯びたヴィンテージを生み出すために設定されたものであり、時間が経つにつれて、より複雑さを見せるでしょう。
