ブリュット・シャンパーニュに合うペアリングメニュー
ブリュット・シャンパーニュには何を合わせたらいいのか?美食家ですら頭を悩ませる難問です。ソムリエのような専門知識がない人でも、いくつかのヒントがあれば、誰でも完璧なおもてなしができます。前菜からデザートまで、ブリュット・シャンパーニュとパーフェクトなペアリングをニコラ・フィアットがご提案。上質な泡は幅広い料理と相性が良いです。すでに定番とされているペアリングはいくつかあるので、それを知っているだけで、合わない選択は避けられます。
ブリュット・シャンパーニュと一緒に楽しむ
食前酒や前菜
シャンパーニュ・ブリュットは食事の最初のコースとの組み合わせを連想される方が多いでしょう。実際、ディナーの始まりに最もよく注がれるシャンパーニュです。しかし、このシャンパーニュのフレッシュさは、食前酒や軽い前菜とうまく合わせられることを覚えておきましょう!
牡蠣、寿司や刺身、魚のタルタル...シャンパーニュ・ブリュットのいきいきとした活力は、海の特別な風味をさらに引き出し、ブリュット・シャンパーニュと完璧に調和します。カニやエビなどの貝類にもよく合います。
さらにおすすめなペアリングは、フォアグラとブリュット・シャンパーニュです。フォアグラには、甘くてシロップのようなシャンパーニュがよく合います。ソーテルヌ、モンバジヤック、ゲヴュルツトラミネール...南西部やアルザスのブドウ畑は、ソムリエによく好まれています。しかし、味覚は進化しており、グラン・ヴァンの糖分がフォアグラの味を変えてしまうこともあります。ブリュットやエクストラ・ブリュットのシャンパーニュを提供するのが、いい代替策になります。
ブリュット・シャンパーニュに合う料理は?
ブリュット・ミレジメのシャンパーニュとそうでないものをちゃんと区別する必要があります。大きな違いは、キュヴェを造るために使用されたブドウのブレンドです。ヴィンテージ・シャンパーニュは、たった一度の特別な年に生まれたものであるのに対し、ノンヴィンテージ・シャンパーニュは、過去の最も印象的な生産物のブレンドから生まれたものです。ノン・ヴィンテージのシャンパーニュは、名高いシャンパーニュ・メゾンの特徴であるとよく言われます。
ノン・ヴィンテージのブリュット・シャンパーニュは、比較的手に入りやすい鶏肉や白身肉と合わせやすいです。例えば、ミニチキンケバブやマリネした鶏肉のラップ、それから、サーモン料理とも相性抜群です。
一方、ブリュット・ミレジメは、優れた複雑性を備えています。ラムやビーフなど、より手の込んだ肉料理と相性抜群です。赤身肉にシャンパーニュを合わせることで、きっとゲストは驚くことでしょう。加えて、グラン・クリュのアロマティックな味わいを堪能してください。ただし、必ず年代が若いボトルから始めて、最後に年代の古いボトルを提供することが大事です。熟成が進むにつれて、その個性を発揮していくので、ゲストの舌を驚かせないためにも、ぜひしっかり覚えておいてください。
チーズやデザートと
ブリュット・シャンパーニュ
最近のトレンドである、ブリュット・シャンパーニュとチーズのペアリング。食事のお供に赤ワインから白ワインにチェンジすることは当たり前になっていますが、シャンパーニュとなると、その発想はまだ珍しいです。ブリー・ド・モー、シャソース、ブリヤ・サヴァラン、カマンベールなどをブリュット・シャンパーニュに、最高級のコンテチーズやAOCボーフォールをヴィンテージ・シャンパーニュ。というように、すでに試されているペアリングもあります。
デザートの場合、ブリュットとドゥミセックの選択は、繰り返し悩まされます。軽いデザートにはブリュット・シャンパーニュが合っているかもしれないが、ほとんどの場合、ドゥミ・セック・シャンパーニュを選ぶ方が賢明です。そうしないと、苦味が強く出てしまい、食事の最後を台無しにしてしまう可能性もあります。
Notre sélection de champagnes bruts