このような疑問に対する答えは、ユニークなものもあれば、危険なものもあります。ニコラ・フィアットが、シャンパーニュのボトルの保存に関する最新情報をご紹介します。
すぐに飲まないシャンパーニュのボトルを保管する方法
有名なシャンパーニュの愛好家なら、このことはよくご存知だと思います。シャンパーニュのボトルは家庭で何年も保存することができますが、どんな条件下でも保存できるわけではありません。何世紀にもわたって消費されてきたシャンパーニュには、そのアロマを保つための不変のルールがあります。
まず第一に、石造りの丸天井のセラーであろうと、小さなワインセラーであろうと、ボトルを保管する場所に寝かせておかなければなりません。
もうひとつの譲れない条件は鮮度です。ヴィンテージを何日も室温に置いておくことはおすすめできません。低温で一定の温度が望ましいです。赤ワインと同様、急激な温度変化はシャンパーニュの品質を劣化させます。
シャンパーニュの理想的な保存温度は10℃前後です。それ以外にも条件があり、ボトルは光や風雨、更に驚くことに騒音や振動にもさらされてはいけません。そして、高い湿度はスパークリングワインの品質を長持ちさせるためにも欠かせません。
シャンパーニュの味覚を保つには、暗くて落ち着きのある、湿度の高い雰囲気が必要です。ワインセラーを使用するのもおすすめです。
シャンパーニュをアパートで保管する場合、リビングルームや暖房のある部屋は注意しなければなりません。高温、騒音、過度の光、低湿度など、シャンパーニュを美味しく保つためのどの条件にも当てはまりません。このような場合、ボトルは段ボール箱のまま、食器棚のような冷暗所に置くのが最適です。最後に、最もシンプルな解決策は、冷蔵ワインキャビネットを購入することです。
開封したシャンパーニュの保存方法は？
ボトルを最後まで飲みきれなかったときにどうすればぺちゃんこにならず、泡を保つことができるのでしょうか？よく言われている銀のスプーンを使っても泡を保つことができません。首の部分にスプーンを入れてもまったく意味がないですし、細かい泡の蒸発を遅らせる効果もありません。
開封したシャンパーニュの保存期間は？冷蔵庫で2、3日保管できます。それ以上経つと、シャンパーニュを楽しむことはできません。ボトルを再密封するには、特別なシャンパーニュ・コルクの使用をお勧めします。シャンパンコルクは圧力に耐えられるように設計されています。
余ってしまったシャンパーニュの活用方法
シャンパーニュを流しに流す代わりに、残ったシャンパーニュをおいしい料理に使ってみてはどうでしょう。多くのレシピは、特にソースに少量のシャンパーニュを加えることで、より美味しくなります。例えば、ブリュット・シャンパーニュは鶏肉などの白身肉にぴったり合いますし、魚介類にはブラン・ド・ブランと相性がいいです。
シャンパーニュを使ったウズラ料理、シャンパーニュとマッシュルームを使ったホロホロチョウ、シャンパーニュを使ったグラタンなどもおすすめです。
